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胎座(たいざ)

胎座の概要

胎座(たいざ)とは、植物の子房内で胚珠がついている部分を指します。胚珠は種子の前段階であり、胎座はその付着部位として重要な役割を果たします。胚珠が受粉すると、胚珠内で種子が形成され、胎座はその成長と発達を支えます。胎座の位置や形状は植物種によって異なり、種子の発育に大きな影響を与えます。同意語としては「プラセンタ」があります。

胎座の種類や特性

胎座にはいくつかの種類や特性があります。

  • 中軸胎座: 子房の中央に位置し、胚珠が中心に集まるタイプ。
  • 側膜胎座: 子房の側壁に沿って胚珠がつくタイプ。
  • 基底胎座: 子房の底部に胚珠がつくタイプ。
  • 自由中央胎座: 子房内に独立して中央に位置する胎座で、胚珠がその周囲に配置される。

胎座の役目

胎座の役目は以下の点が挙げられます。

役目

  • 種子の発育支援: 胚珠が受粉後に種子に成長するための支えとなります。
  • 多様な適応: 胎座の構造が多様であり、さまざまな環境に適応した種子形成を可能にします。
  • 栽培品種の改良: 胎座の特性を利用して、種子の品質や収量を向上させる栽培技術の開発が可能です。
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