苗立枯病 (なえたちがれびょう)
苗立枯病 (なえたちがれびょう) とは、幼苗期に地際部の茎が病原菌によって侵され、枯死する病害です。主にピシウム菌やリゾクトニア菌が原因で、多くの作物に影響を与えます。
苗床 (なえどこ)
苗床 (なえどこ) とは、苗を健全に育てるための場所や施設のことです。苗が十分に成長し、本圃場に定植されるまでの間に使用されます。
中生 (なかて)
中生 (なかて) とは、作物の成長や収穫の早晩性において、早生(わせ)と晩生(おくて)の中間に位置する栽培期間の品種を指します。安定した収穫時期と品質が特徴です。
軟化 (なんか)
軟化 (なんか) とは、作物の細胞が酵素の働きにより変質し、果肉がやわらかくなる現象です。主に収穫後の果実で発生し、品質の低下を引き起こします。
軟弱野菜 (なんじゃくやさい)
軟弱野菜 (なんじゃくやさい) とは、ホウレンソウやシュンギク、ミツバなど、日もちが悪く輸送性に乏しい野菜のことで、消費地に近い都市近郊で栽培されることが多いです。
軟腐病 (なんぷびょう)
軟腐病 (なんぷびょう) とは、主にハクサイやダイコンなどに発生する細菌性の病気で、作物がどろどろに軟化し、悪臭を放つのが特徴です。高温多湿の環境で特に発生しやすく、土壌を通じて伝染します。
二期作 (にきさく)
二期作 (にきさく) とは、同じ耕地で同じ作物を1年に2回栽培し、収穫する農業手法です。主に気候が温暖な地域で行われ、効率的な土地利用を目的とします。
日射量 (にっしゃりょう)
日射量 (にっしゃりょう) とは、地表に届く太陽光の強さを表す指標で、農業では作物の生育に大きな影響を与えます。日射量には直達日射量と全天日射量があり、後者が農業でよく用いられます。
日本政策金融公庫 (にっぽんせいさくきんゆうこうこ)
日本政策金融公庫 (にっぽんせいさくきんゆうこうこ) とは、農林漁業者や中小企業向けの融資を行う政府系金融機関です。
二毛作 (にもうさく)
二毛作 (にもうさく) とは、同じ耕地で1年に2種類の異なる作物を順番に栽培し、それぞれを収穫する農業手法です。
乳剤 (にゅうざい)
乳剤 (にゅうざい) とは、水に溶けない有効成分を油に溶かし、水で薄めると白濁する農薬の形態です。主に殺虫剤として用いられ、噴霧器で散布されます。
尿素 (にょうそ)
尿素 (にょうそ) とは、炭酸ガスとアンモニアを加圧・加熱して製造される肥料で、窒素46%を含む代表的な窒素肥料です。
認定新規就農者 (にんていしんきしゅうのうしゃ)
認定新規就農者 (にんていしんきしゅうのうしゃ) とは、新たに農業を始めるために計画を作成し、市町村から認定を受けた者です。この認定により、さまざまな支援や資金の活用が可能になります。
認定農業者 (にんていのうぎょうしゃ)
認定農業者 (にんていのうぎょうしゃ) とは、自らの農業経営を改善する計画を市町村に提出し、その計画が認定された農業者のことです。これにより、各種支援を受けることができます。
根腐れ (ねぐされ)
根腐れ (ねぐされ) とは、植物を栽培しているときに根が腐る現象を指します。
ネコブセンチュウ (ねこぶせんちゅう)
ネコブセンチュウ (ねこぶせんちゅう) とは、作物の根に寄生し、根にこぶを形成して植物の成長を妨げる線虫です。被害を受けた植物は生育が悪化し、収穫量が減少します。
根こぶ病 (ねこぶびょう)
根こぶ病 (ねこぶびょう) とは、主にアブラナ科の野菜に発生し、根にこぶ状の腫瘍を作る土壌伝染性の病気です。これにより作物の生育が妨げられ、収量が減少します。
根詰まり (ねづまり)
根詰まり (ねづまり) とは、鉢やコンテナの中で植物の根が過度に繁茂し、成長に悪影響を及ぼす現象です。これにより、水分や養分の吸収が妨げられ、植物の健康が損なわれます。
根鉢 (ねばち)
根鉢 (ねばち) とは、植物の根とそれに付着した土壌が一体となった塊のことです。植え替えや移植時に重要で、根鉢を崩さないことで植物の成長を保つことができます。
根回し (ねまわし)
根回し (ねまわし) とは、大きな木や植物を移植する際に、植え傷みを軽減するために事前に根を切り、新しい根を発生させる手法です。
稔性 (ねんせい)
稔性 (ねんせい) とは、植物が受粉後に正常な種子や果実を形成する能力を指します。作物の収穫量や品質に直結するため、農業では重要な概念です。
粘土 (ねんど)
粘土 (ねんど) とは、土壌中の非常に細かい粒子で、直径が0.01mm以下のものを指します。保水性が高く、栄養素を保持する能力が優れていますが、水はけが悪いのが特徴です。
農家 (のうか)
農家 (のうか) とは、主に農業を営む世帯を指し、経営耕地面積が10アール以上、または農産物販売金額が年間15万円以上の世帯を意味します。
農業委員会 (のうぎょういいんかい)
農業委員会 (のうぎょういいんかい) とは、市町村に設置され、農地法に基づき農地の保全や利用を管理する行政委員会です。優良農地の確保や耕作放棄地の解消などを行います。
農業会議 (のうぎょうかいぎ)
農業会議 (のうぎょうかいぎ) とは、市町村農業委員会会長と都道府県の農業団体が参加する、農業委員会系統組織の都道府県レベルの組織です。農業および農業者の利益を代表し、行政行為を補完する役割を持っています。
農業協同組合 (のうぎょうきょうどうくみあい)
農業協同組合 (のうぎょうきょうどうくみあい) とは、農業者が共同で組織し、農業技術の指導、経営支援、流通支援などを行う協同組織です。農協(のうきょう)とも呼ばれ、農業者の経営と生活を支援します。
農業公社 (のうぎょうこうしゃ)
農業公社 (のうぎょうこうしゃ) とは、都道府県や市町村が設立する公益法人で、農地の集積や農業経営の規模拡大を支援するため、農地の保有と管理を行う機関です。農地中間管理機構として県知事から指定されることがあります。
農業所得 (のうぎょうしょとく)
農業所得 (のうぎょうしょとく) とは、農業経営による総収益から経費を差し引いた利益を指します。これは農業者の経済的な成果を示し、経営の健全性や持続可能性を評価する重要な指標です。
農業生産法人 (のうぎょうせいさんほうじん)
農業生産法人 (のうぎょうせいさんほうじん) とは、農業経営を行う法人格を有する組織で、株式会社、有限会社、農事組合法人などの形態があり、大規模な経営が一般的です。
農地中間管理機構 (のうちちゅうかんかんりきこう)
農地中間管理機構 (のうちちゅうかんかんりきこう) とは、農地の集積や集約化を進め、効率的な農業経営を実現するために設置された法人です。主に、農地の貸し手と借り手をつなぎ、農地利用の最適化を図ります。
農薬 (のうやく)
農薬 (のうやく) とは、農作物を害する菌や昆虫などの防除や、作物の生理機能を調整するために使用される薬剤のことです。
農薬取締法 (のうやくとりしまりほう)
農薬取締法 (のうやくとりしまりほう) とは、農薬の登録制度や使用規制を通じて、農薬の品質と安全性を確保し、農業生産の安定と国民の健康を保護するための法律です。
法面 (のりめん)
法面 (のりめん) とは、田畑や道路などの土手を指す言葉で、地形の安定を保つために設けられた傾斜面のことです。
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