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根生葉(こんせいよう)

根生葉(こんせいよう)とは、植物の根元に密集して生える葉のことを指します。同意語としては「ロゼット葉」があります。

 

根生葉の概要

 

根生葉は、植物の根元から直接生えてくる葉で、茎の途中ではなく根の付け根に近い部分に密集して配置されます。これにより、地面を覆う形で広がり、植物自身や周囲の土壌を保護する役割を果たします。根生葉は、多くの野菜や花卉に見られ、特に寒冷地や乾燥地での生育に適しています。

 

根生葉は、地面近くで広がるため、雑草の抑制や土壌の水分保持に寄与します。また、地表を覆うことで、土壌の温度を安定させる役割もあります。さらに、一部の根生葉は食用や薬用としても利用されることがあります。

 

根生葉の種類と特性

 

根生葉にはいくつかの種類と特性があります。

  • ロゼット型根生葉:円形に広がる葉が根元に密集するタイプ。例:タンポポ。
  • 列生型根生葉:直線的に配置された葉が根元から生えるタイプ。例:ホウレンソウ。
  • 叢生型根生葉:密集して生える葉が根元に集まるタイプ。例:ラディッシュ。

 

 

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