染色体(せんしょくたい)
染色体の概要
染色体（せんしょくたい）とは、遺伝情報を担う生体物質で、細胞の核の中に存在します。染色体はDNAとタンパク質から構成されており、遺伝子の集合体として親から子へ遺伝情報を伝える重要な役割を果たします。染色体は塩基性の色素でよく染色されることから、この名前が付けられました。同意語としては「クロモソーム」があります。
染色体の種類や特性
染色体にはいくつかの種類や特性があります。
- 常染色体: 性染色体以外の染色体で、遺伝子の大部分を担っています。
- 性染色体: 性別を決定する染色体で、人間の場合はX染色体とY染色体があります。
- ホモログ染色体: 同じ形と大きさを持ち、同じ遺伝子を持つ対の染色体です。
- 体細胞分裂: 細胞分裂の過程で、染色体が複製され、2つの娘細胞に分配されます。
- 減数分裂: 生殖細胞の形成過程で、染色体数が半減します。