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種皮(しゅひ)

種皮の概要

種皮(しゅひ)とは、種子を包んでいる外側の皮状の部分であり、珠皮が変化して形成されます。種皮は種子を保護する役割を果たし、外部からの物理的な衝撃や病害虫の侵入から種子を守ります。また、発芽に必要な水分や酸素の供給を調整する重要な機能も持っています。硬すぎる種皮は発芽を妨げることがあり、種皮を通過する水分や酸素の供給が不十分な場合があります。

同意語としては、「種子殻」、「シードコート」があります。

種皮の種類と特性

種皮にはさまざまな種類があり、それぞれに特性があります。

  • 硬種皮
    非常に硬い種皮で、種子を強力に保護します。マメ科植物に多く見られます。
  • 軟種皮
    比較的柔らかい種皮で、発芽しやすいです。果実類に多く見られます。
  • 肉質種皮
    多肉植物のように、水分を多く含んだ種皮です。乾燥から種子を守ります。

 

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