MENU

種子苗の関連一覧

稔性

稔性(ねんせい)とは、植物が受粉後に正常な種子や果実を形成する能力を指します。作物の収穫量や品質に直結するため、農業では重要な概念です。

雄性不稔

雄性不稔(ゆうせいふねん)とは、植物の葯(やく)や雄しべが退化し、花粉が正常に機能しなくなる現象を指します。一代雑種(いちだいざっしゅ)の採種(さいしゅ)に利用され、タマネギやニンジンなどで活用されています。

床土

床土(とこつち)とは、苗を育てるために使用する土で、保水性、通気性、排水性が良好なことが重要です。堆肥や肥料を加えて作られ、無病の土が理想です。

連結ポット

連結ポット(れんけつぽっと)とは、育苗用のポットが連結された育苗容器の総称で、効率的に多くの苗を育てるために使用されます。セルトレイやペーパーポットなどが含まれます。

メリクロン

メリクロン(めりくろん)とは、茎頂培養(けいちょうばいよう)で育成された苗のことで、病原体を含まないウイルス・フリー株の生産や、植物の無菌増殖に用いられます。特にランやイチゴなどの栽培で活用されています。

鉢上げ

鉢上げ(はちあげ)とは、小さな苗をより大きなポットや鉢に植え替え、根の成長を促して健全に育てる作業です。通常、この作業は定植前や製品化のために行われます。

根鉢

根鉢(ねばち)とは、植物の根とそれに付着した土壌が一体となった塊のことです。植え替えや移植時に重要で、根鉢を崩さないことで植物の成長を保つことができます。

苗立枯病

苗立枯病(なえたちがれびょう)とは、幼苗期に地際部の茎が病原菌によって侵され、枯死する病害です。主にピシウム菌やリゾクトニア菌が原因で、多くの作物に影響を与えます。

不定根

不定根(ふていこん)とは、通常の根以外の場所、例えば茎や葉から発生する根のことです。挿し木や株分けなどで利用され、植物の繁殖や再生に役立ちます。

葯(やく)とは、植物の雄ずいの一部で、花粉を形成する袋状の器官です。葯は受粉に必要な花粉を生成し、花粉が雌しべに届くことで植物の繁殖が進みます。